プロジェクト

鳥獣害プロジェクト

高度経済成長期以降、薪炭林の利用低下や耕作放棄地の増加によって、野生鳥獣の好適生息地が国内に広がりました。その結果、ニホンジカやイノシシなどの分布域が急速に回復し、各地で農林業被害が発生しています。

また、野生鳥獣に起因するCSF(豚熱)や鳥インフルエンザなどの感染が拡大し、甚大な経済的損失が課題となっています。

こうした野生鳥獣と人との軋轢を解消するため、本プロジェクトでは、個体群生態学などの基礎分野だけではなく、野生動物管理や生態系保全といった応用研究も行い、雑草管理による生息地マネジメントを基軸とした鳥獣対策システムの開発をめざします。 

▲山林内を徘徊するイノシシ
▲学術調査において、GPSデータロガー装着のためイノシシを保定している様子
▲脚くくりわなで錯誤捕獲されたツキノワグマ。この個体は標識総着後放獣された
▲イノシシによるデントコーン被害

専任教員

副センター長 小寺祐二 准教授

副センター長
小寺 祐二 准教授

自然生態系の保全や野生動物と人の軋轢解消を目指す野生動物管理学に取り組んでいます。野生動物の生態学的分野だけではなく、人の意識など人文社会学的分野も研究対象です。

宇都宮大学 雑草管理教育研究センター

〒321-8505 栃木県宇都宮市峰町350 [MAP]
TEL:028-649-5148(事務室)
FAX:028-649-5155
Email:info_cwwm(a)cc.utsunomiya-u.ac.jp
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宇都宮大学
宇都宮大学 研究推進機構
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