プロジェクト
難防除雑草プロジェクト
除草剤が効かない難防除雑草が国境を超えて次々と侵入していますが、農業生産現場や河川、道路などの公共の場では人手不足で管理が行き届かず、雑草の繁茂が各地で大きな問題になっています。
最も有効な対策は日本への侵入の阻止、国内・地域内での繁殖体の移動経路の遮断であり、侵入してしまった雑草に対しては効率的な防除を可能にする新技術が求められます。
本プロジェクトでは、個体群の広域動態や生活史の解明に基づいて、それぞれの段階で有効な対策技術を用意し、難防除雑草の根絶・低密度管理をめざします。
技術開発は、脱炭素社会や生物多様性の主流化など、国際的な潮流に対応して、持続可能性を科学的に検証しながら進めます。
専任教員
センター長
小林 浩幸 教授
除草剤の効かないスーパー雑草が出現し、また、人手不足で管理も行き届かず、雑草の繁茂が各地で大問題になっています。一方、生物多様性の主流化の流れは急で、農業分野でも生物多様性に配慮した技術への変革が急務です。環境保全の本当の意味を考え、持続可能な雑草管理技術を開発します。
赤坂 舞子 准教授
農地に発生し防除が難しい雑草の中には外来のものがあります。農地で問題となった外来雑草の防除方法を研究することに加えて、農地へ入るのを未然に防ぐにはどうしたらよいのかを考える必要があります。また、海外で問題となりそうな雑草を国内から持ち出さないための体制作りも重要です。このような検疫上の問題に雑草研究はどのように貢献するべきかを日々模索しています。
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