少子・高齢化に伴う人手不足で、農地のみならず道路、公共緑地などさまざまな場所で雑草管理に支障が出始めており、今後、さらに状況が悪化することが懸念されます。一方、今年度、植物防疫法が改正され、「雑草」が初めて同法の対象として追加されることになりました。こうしたことから、雑草管理に係る技術の開発や普及体制の強化が喫緊の課題になっていますが、雑草学講座を有する国内の教育機関はわずかで、必要な知見や技能を有する人材は限られています。そこで、主として雑草管理に関する業務に新たに携わることになった方を対象として、下記により本講座を試行的に開講します。
皆様の受講をお待ちしています。
記
1.受講対象 農業生産、環境保全、農薬など関連分野のいずれかで基礎的な知見をお持ちの方ならどなたでも受講できますが、特に、新たに雑草管理に関する研究・開発や技術普及、実務に携わることになった社会人の皆様の受講を歓迎します。
2.内容と開講日時(カリキュラムの詳細はこちらでご確認ください)
各5コマからなる次の3つのコースを設定します。いずれもオンライン講義です。
1)雑草生物学コース 2月15日(水) 8:30〜17:40
雑草の生物学的特性、特に生態、発生動向や同定、同定・分析法の基礎を学びます。
雑草生物学コースは定員に達したため受付を終了しました。
2)雑草管理技術コース 2月16日(木) 8:30〜17:40
雑草管理技術コースは定員に達したため受付を終了しました。
雑草管理技術、特に除草剤利用を前提とした管理の基礎を中心に学びます。
3)技術開発の展望と課題コース 2月17日(金) 8:30〜17:40
雑草管理に関する新たな技術的課題について学びます。1)、2)の発展コースです。
技術開発の展望と課題コースは定員に達したため受付を終了しました。
3.定員 各コース30名程度。複数コースの受講が可能ですが、定員を超過した場合には、受講コース数を減らしていただくことがあります。
4.受講料 今年度は試行開催のため無料です。ただし、受講後、アンケートにご協力いただきます。
5.申込方法・期間 こちらからお申し込み下さい。締め切りは2023年1月15日です。
(お問合せ先)
宇都宮大学雑草管理教育研究センター
zasso@miya.jm.utsunomiya-u.ac.jp 028-649-5148